黒字になりました

無頓着でいたら赤字家計に。そこから3年で黒字になったお話です。

新しい職場と収入で家計を見直し、暮らしのペースを作る期間

職を変えて1ヶ月くらいしたら、節約生活を再開しました。

【自分と家計の節約ステップ再開改良編】
1.おこづかい制の復活
2.お弁当と水筒持参
3.毎日家でご飯を作る

無理なく毎日この暮らしをできることが何より大事なので、3つそれぞれできると思った時期に始めました。
それから3年目ですが時に休みながら、今もだいたい続いています。

当たり前のことですが、毎月のおこづかいで服やお菓子などを買います。

お昼もおこづかいに入れてますので、毎日お弁当を作って持っていき、水筒も持っていって使うお金を減らせば自由度がアップするわけです。
お弁当は、白ご飯にしらすやツナとマヨネーズをのせて、キュウリやミニトマトを添える程度の簡単なもので始めました。
時々余ったおかずを入れます。
5分もかかりません。
おにぎりよりも速くできます。
お弁当用に調理はせず、毎日続けておいしくて午後も働けることを1番にしています。
インスタばえしないことこの上ないですが、知ったこっちゃないです。
これが私の働くもとです。
水筒の中身は、前からそうなんですが、お湯か水か氷水です。
季節によって変えます。
これも一瞬でできます。

新しい環境でも毎日ご飯を作れるかは大事なところです。
もともと簡単な料理しか作りませんが、時間がなかったりストレスが多かったりすると作るのがつらくなります。
時間もあるしストレスも少なくて、家事に影響なしでした。
むしろ良くなったくらいでした。
これは大きいです。
転職成功と言えそうです。
給料面は今一つでしたが、一応、時給はアップしたのでまあよしとしましょう。
家に入れるお金は少しずつ増えています。

転職期間

1年くらいだけのつもりで始めたカフェのパートですが、閉店が2、3年後に決まっていたので最後まで続けました。
そのあとは在宅でライターをしながら保育園の仕事をし、契約の切り替え時期にやめました。
保育園の仕事は短時間しかなかったので、ダブルワーク先のカフェがなくなったので、やめて新しく1つの仕事にしようと思ったのです。

3年くらいの間、お金よりも自分の興味がある仕事を選んでやってきました。
そうすることで働く意欲を出そうと考えたのでした。
それまで知らなかったいろんな業種や働き方の人々に会ったことで、働くことや生きていくことに関する大事な一面について自分なりの解釈ができたと思います。

なので次は先を考えた仕事を探しました。
バランスを取りつつ社会に出るために職を探して模索する期間でした。

私にとってのバランスとはこのようなものでした。
勤務時間
通勤時間
経験を活かせる仕事内容
時給
仕事内容や時給に変化の可能性があること
休みがとりやすいこと
勤務日数
精神的に負担が少ない
身体的にも負担が多すぎないことで続けやすいこと

たくさんありますが、これが本心。
続けられないと意味がないですからね。

ずいぶん探してたくさんダメでしたが、ぎりぎりでまずまず良いところに決まりました。

転職活動中と転職してからしばらくは、それ用の服装やバッグ、靴を準備するのにお金がかかりました。
その間は、家に入れるお金を減らしてもらいました。
新しい仕事になって1ヶ月は、負担なく職場に馴染むために節約はあまり気にしませんでした。

【新しい職に慣れる期間】
1.1ヶ月間、お昼はいつもコンビニで買う
2.収入の目安に慣れる
3.職にあった服装や持ち物をそろえるため、いったんおこづかい制をやめて使う

節約は慣れてからです。

家庭の節約期間(固定費編)

日々のお金を節約して数ヶ月、毎月の赤字はなんとか解消されてきました。
しかし、誕生日や遠出、その他いろいろなイベントやこどもの服などの出費にはまだまだ弱い家計でした。

固定費を見直すのが大事だとどこかで聞いたので、やってみることにしました。

【家庭の節約ステップ固定費編】
1.こどもの習い事の見直し
2.新聞の解約
3.水の定期購入を減らす
4.洗濯槽クリーナー定期購入を終了
5.保険料を年払いに変更

上の子どもは3つの習い事をしていました。
そのうち2つをやめて、あまりお金のかからない方法に変えました。

新聞はずっととっていましたが、ほとんど見ないので解約しました。

どちらも教育的な意味でなかなか減らす気にはならなかったのですが、よくよく考えて話し合って決めました。

習い事を別の方法に変えることで、家族の暮らしも結構変わり、それは今の暮らしにも繋がっています。
その時は大変で問題もいろいろありましたが、今はその時のおかげで周囲ともよい関係ができています。

家計を変えることは暮らしを変えることなんだなと、改めて思います。
より良く暮らすための方法はたくさんあります。
いろんな方法を受け入れていくのが大事かなと思います。

定期購入はこだわりが詰まっていたりします。
水は震災後にいざというときのために始めたのでやめる気にならなかったのですが、量を減らして価格を下げました。
洗濯槽クリーナーは便利でよかったのですが、高いのでやめてスーパーで安いものを買って代わりとしました。

保険料は私個人のもので家庭の費用ではないのですが、同じ時期に年払いに変更して安くなりました。

家庭の節約期間(日々のお金)

「自分のお金をコントロール期間」と平行して、家庭で日常的に使うお金の節約を試みました。
家計改善はここがすべてだと、その頃は思っていました。

【家庭の節約ステップ日々のお金編】
1.外食を減らす
2.毎日ご飯を作る
3.食材費と日用品費の削減
4.タブレット端末の解約
5.光熱費の削減
6.こどものおもちゃや本を普段は買わない

その頃のわが家の家計で一番に目についたのは、週末の食費でした。
土日のお昼は外食、夜はお惣菜やお弁当というのが習慣化していました。
外食といってもフードコート、お弁当といってもスーパー、というていどではありましたがそれだけで月に4万円程度になってしまうことに気付いたのです。
そこを家で食べるようにしたのです。

食材や日用品は、品質重視から価格重視へ路線を変更しました。
やたらと安いものは失敗もしたので、一般に広まっていてほどほどの品質で普通に安いものを、安いタイミングで買うようにしました。
これはやっているうちにだんだん上手になりますので、なかなか楽しいです。
目利きになれそうな気がします(笑)
節約というとここのワザが1番の話題になりがちですが、ここは常に磨き続けながら他にもいろいろしなきゃいけないんだな、とやってみて気付きました。

タブレット端末は正社員時代に携帯機種変時に実質無料で契約したものでしたが、2年契約の切れ目が来て高くなるところでした。
自分の節約目的で調べていたら気付いたので、解約しました。
Wi-Fiで使えるので今も現役です。

光熱費の削減。
これもいろいろ調べました。
電気代の節約をいろいろ調べたのですが、結局、「こまめに消す」が1番のようでした。
なのでこまめに消しまくりました。
それだけでなんと、前年の20%も電気使用量が下がりました!
ガス代は、お風呂に浮かべる片面アルミの蓋で数百円安くなりました。


家計の話は、子どもたちがいるときに夫としていました。
なので、夫や子どもたちも節約を意識しやすかったと思います。
おもちゃや本を買ってもらいにくくなって、外食もなくなって不満や反発はありましたが、話せば分かってくれました。
電気を消すとかも協力してくれました。
家のお金のことは家族で話すのが大事だと思います。

自分のお金を節約期間

わが家は、夫婦それぞれ別の口座に給与が振り込まれます。
その口座から光熱費や保育園の費用、積立ての保険料、学資保険料を2人で分担して引き落とされるようにしてあります。
残った金額の半分とか3分の2とかを、家計の口座に入れていました。
計算は各々適当にしていました。

で、残りが各々自由に使えるお金になります。
使うのも貯金するのも自分次第です。

パートになってからは収入が半分か3分の1くらいになったので、自由に使える金額もそのくらい減りました。
なので、お金の使い方には気を付けていました。

…のつもりでしたが、実際は私の収入がなくても家計は成り立っていたので、きちんと計算していないこともありました。
家計赤字をきっかけに、きちんと計算して家計に入れることにしました。
その頃はお昼をコンビニで買うほかは、時々Tシャツや洋服、下着、靴下、本を買う程度で慎ましいものではありました。

しかし、家計のピンチなので気持ちを入れ替えてまずやったのはこちら。

【自分の節約ステップ】
1.近所なら財布を持たずに出かける
2.代わりに水筒を持って出かける
3.昼ごはんを自炊する

その頃の昼ご飯はコンビニでお惣菜パンと甘いパンを買っていたので、それを自作しました。
ドッグパンやロールパン、食パンに魚肉ソーセージやコロッケを挟んだり、ジャムやマヨネーズやあんこを挟んだりしてました。
毎日続けるのが大事なので、作るのが簡単で安くておいしい、というところが大事でした。

財布を持っているとなんとなく使ってしまいます。
なければ自分はもちろん、子どもがジュース飲みたいとか、お菓子買ってとか言っても、お金持ってきてないから家まで待ってね、と断りやすいです(笑)

代わりに水筒を持っていけば、気楽に出かけられます。

近所のパートや学校、保育園へ行くとき、子どもとちょこっと外で遊ぶときなど。
財布を持たずに出かける習慣は今も役に立っています。
お金の心配から解放されて、目の前のことに集中できる感じがするのでおすすめです。


次に、手放しでおすすめできないのですが、その頃やっていたことを番外編として挙げます。
【自分の節約ステップ、番外編】
1.携帯の有料サイトと通信量の整理
2.本や雑誌を買わない

正社員時代、有料サイトも平気で登録していました。
その名残でそのまま使っていた占いサイト、3つはさすがに多いなと思い、1つにしました。
通信量も制限を越えて加算されることがちょくちょくあったので、気を付けて使うようにしました。

本や雑誌を買うのもパートになってからはだいぶ控えていましたが、基本的にまったく買わないことにしました。
図書館で借りたり、誕生日プレゼントとしてもらったりすることにしました。
今でも誕生日プレゼントはマンガのことが多いです。
大人なのに。


まずはこんな風に、身近なところで節約して自分の使うお金のコントロールしてみようと始めたのでした。

赤字から黒字になるまでの段階

赤字に気付いてから黒字になるまでを振り返ってみると、いくつかの段階がありました。
それぞれの段階を期間に区切ってみます。

ステージ1…自力でなんとかしようとしていた頃
「自分のお金を節約期間」
「家庭の節約期間」
「転職期間」
「新しい職場と収入で家計を見直し、暮らしのペースを作る期間」

ステージ2…家計に革命を起こせ?!(笑)プロの見解や一般論を参考にした頃
「お金の認識改革と家計簿開始」
「プロの意見を参考に、家計を改革期間」
「長期的な家族のお金を試算」
「家計のペースを一新」

はじめは自力でなんとかしようとしていました。
自分で考えて悪いところを改善していきました。
家族で協力して家計や暮らしを変えていきました。
お金の話をするのは気が引ける、なんて言っていられないな、とおそるおそる話始めました。
それがステージ1です。


職場でお金のプロと出会い、お金に関する意識がガラリと変わりました。
そうすると、インターネットなどで見かけるファイナンシャルプランナーのアドバイスなども納得できるようになり、わが家の家計に革命を起こしたのでした。
それがステージ2です。


最初からステージ2ができればよかったのですが、なにせお金や家計に対する意識が薄かったので、私やわが家にとってはステージ1が必要だったのだなと思います。

赤字発覚の背景

わたしがパートを始めたのは5年前です。
それまでは正社員で働いていました。
新卒で入った会社で十数年間、システムエンジニアをしていました。
その間に2度、育休と産休、合わせて2年ほど働いていない期間がありました。
好きな仕事ではありましたが、子どもが生まれてからは子どものことの方が興味の中心になりました。
とはいえ、仕事をやめるのはいろいろリスキー過ぎるように思われ、なんとか続けていました。
他にできる仕事もないし、と思っていました。

2度目の育休復帰後、上司が代わり1ヶ月ほど事務作業など軽めの仕事を振られていました。
そこで気付いてしまったのです。
あれ?開発じゃなくてもやれるぞ?
こんな内容だったらこの会社じゃなくてもいいんじゃないか?
と。

上司は、復帰後のリハビリのつもりだったようでそこから徐々に開発関係の仕事を回してきたのですが、周囲にはうまく立ち回って楽な仕事をしているママばかりが目につきました。
1度目の育休復帰後は必死に頑張ってリーダーもやって、の日々でしたが、2度目の復帰時にそうではない選択肢に気付いてしまったのです。

これしかできないと思っていたことが崩れていきました。
それと同時にやる気がみるみる失せてしまいました。
前のように必死に頑張るか、だらだら続けるか。
わたしにはどちらもできませんでした。
必死に頑張ると自分がつぶれる。
だらだら続けるくらいならどうしても今、子どもと過ごす時間を長くしたい。
それで、復帰1年後に会社をやめました。

収入は減るけどストレスも減る。
家庭の時間の増えてご飯が毎日作れる。
ざっくり計算ではありましたが、私の収入が激減しても暮らしていける算段はありました。

会社をやめてすぐに、自宅の近くでパートを始めました。
カフェの店員です。
慣れない仕事ではありましたが、なにせ立場が楽になったのと勤務時間や日数も減ったので心身ともにすっかり健康になったと思います。
念願だった、子どもとの時間も増えました。
1年後には、やってみたかった保育園でお掃除などをする仕事も始めました。
週3~4カフェ2時間、週5保育園3時間くらいのダブルワークです。
忙しいけど毎日興味を持って働けました。

そんな、パート主婦2年目の秋。
家計用の通帳がじりじりと赤字になっていることに気付きました。
それまで家計簿はつけたことはなく、通帳で毎月の増減をチェックしていました。
たまに赤字になる月はあっても回復するものでしたが、その頃は夫のボーナス時期にしか回復しないようになっていました。

数ヶ月分の通帳を何度も見直して、もっと前のものも見直して、何度も見直して青ざめたものです。

どうしてこんなことになっているのかと、銀行の通帳を見ながら、夫にも話を聞きながら大学ノートに収支を書き込み、足したり引いたりしてみました。

すると、夫が貯金を少しずつ切り崩していることも発覚。
しかも夫、それがまずいとはこれっぽっちも思っていなかったのです。

夫婦でこの有り様だったわけです。

正社員だったときは気にしなくても赤字にはならなかったので、本気で家計に向き合ったのは初めてかもしれません。
主婦歴約10年目にしてようやく家計デビューしたのです。